里山フィールドミュージアムの秋も、日ごと深まりつつあります。
花の森を歩いていても、咲いている花はほとんどありません。
しかし、秋には秋の楽しみ方があります。

なかなか目にすることのできないミョウガの実を本年は確認できました!


ミョウガは古く大陸から移入された種で、国内各所で栽培あるいは自生しています。
しかし、結実することが少なく、結実すること自体もあまり知られていません。
赤い部分は果実の内側の表皮で、黒いものが種子です。
園内において昨年は結実を確認できませんでしたが、一昨年までは3年連続で結実個体を確認しています。


花の森「杉林の棚田跡」から「展望デッキ」に向かう途中にミョウガが群落を形成していて、その根元をよく探していただくと見つかります。


里山の花の最後を締めくくるリンドウの花です。
花はほとんどないと書きましたが、まったくないわけではありません。
カタクリなどの春植物が他の草木が葉を出す前に咲いて森の日光を独り占めするのに対して、他の草木が葉を落としはじめると咲き始め、森の日光を独り占めするのが、このリンドウです。
動植物たちは、場所・空間だけではなく、季節や時間においても棲み分けをし、たくましく生きているわけです。
リンドウは、先ほど紹介したミョウガの群落付近や里山交流館からユキツバキ群生地に向かう途中でまとまった数を見ることができます。


こちらはイシミカワの実で、里山フィールドミュージアムでは今まで確認されていなかった種です。
タデの仲間で、このような鮮やかな青い実をつけます。

秋は実りの秋でもあるので、このようなさまざまな木の実・草の実を観察するのも、非常に楽しいものです。

さて、里山フィールドミュージアムの紅葉ですが・・・
やっと写真のウリハダカエデなどが色づき始めたところです。
例年ですと、文化の日前後が見頃ですが、本年は多少遅れ気味で、11月10日くらいまでは楽しめるのではないかと予想しています。

花は少なくても、まだまだ楽しめる里山フィールドミュージアムですので、ぜひ足をお運びください。

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